入社の決め手
大学では火山岩石学を専攻していました。就職活動で非鉄金属系の企業を模索する中で当社も選択肢に入り、地質系の知識を活かして資源探査や防災に関わることのできる仕事に魅力を感じ、試錐部の管理部門に入社しました。
I・I / 試錐部
                    
                大学では火山岩石学を専攻していました。就職活動で非鉄金属系の企業を模索する中で当社も選択肢に入り、地質系の知識を活かして資源探査や防災に関わることのできる仕事に魅力を感じ、試錐部の管理部門に入社しました。
おもに観測井(かんそくせい;地盤情報の取得を目的とした深い孔)の掘削工事について、様々な作業の進行を管理しています。現場では工事の計画、スケジュール管理、資機材と人員の管理、安全対策などを行い、作業が円滑に進むよう調整します。品質の確保やトラブル対応も重要な業務です。また、発注者様とのコミュニケーションを密にし、必要な情報を適切なタイミングでお届けするよう心掛けています。
出張が多い仕事なので、休日の過ごし方は他業種と比べるとユニークです。私はもっぱら出張先周辺の知り合いに声をかけてどこかに出かけることが多いです。また現地の協力業者の方々などと話す機会も多いので、その土地ごとの面白い場所やお店などを教えてもらって、同僚と遊びに行くこともあります。
私たちの会社では、チームワークを大切にしています。現場でのコミュニケーションを密にし、社員一人ひとりが意見を出し合うことで、最高の成果をあげられるよう心がけています。また施工管理業務を通じて専門的な知識と技術を身につけ、さらにキャリアアップできる環境が整っています。まだまだ不慣れなことも多いですが、地質系出身という自分の専門性を活かして、社会や地域に貢献できる点にやりがいを感じています。
施工管理を担当した南海トラフ地震予測研究のための観測井戸整備工事が、メディアの取材を受けて新聞とニュースで報道されたことです。これは九州での初めての観測井だったこともあり、特に周辺地域からは大きな注目を集めました。地図に残るわけではありませんが、将来的に多くの人命を救うかもしれない意義深い仕事を、チームで完遂することができました。
予算や工期、現場の状況など、様々な面に気を配りながら臨機応変に問題解決を進められる、調整能力がある人に向いています。また、工事に関わる進捗状況を発注者や協力会社と共有する必要があるため、状況・情報の整理能力も求められます。また、ボーリングは専門的な技術が求められる分野ですので、地盤・機材・施工方法等に対する好奇心・学習意欲が必要です。